施工で後悔したくない!?フロアコーティングのポイントを初心者にも分かりやすく解説

フロアコーティングを取り扱っている事業者は玉石混交の状態にあり、どの業者に依頼すれば満足できる結果を得られるのかはなかなか回答を見つけるのが難しい状況にあります。
目下フロアコーティングを取り扱っているのは、リフォーム業者やハウスクリーニング事業者が本業の傍らで対応しているか、専門業者が施工しているかの二つに分類することができます。
費用の面ではリフォーム業者などに軍配があがるかもしれませんが、ここはまよわずに専門業者に依頼するのがポイントです。
そもそもフロアコーティングとは?施工することで得られるメリットは?
日本でもフローリングの家が増えていますが、フローリングは傷や汚れがつきにくい傾向があります。
毎日の手入れが大変と考えている人もいるのではないでしょうか。
フローリングのお手入れを楽にし、きれいな状態を保つなら、フロアコーティングがおすすめです。
これは床に被膜を作り保護するものです。
ワックスも被膜を作り、床を保護するという意味では同じですが、水や洗剤に弱く耐用年数も短いので短期間で塗り直す必要もあります。
その点、フロアコーティングは15年・20年など長期に維持できるのがメリットです。
フロアコーティングを施しておくと、長期に艶のあるきれいな床を保つことができます。
水拭きもできるので、掃除も簡単にできるようになりますし、ワックスがけの手間もなくなります。
ペットの爪や家具の移動などで発生する床の傷を防ぐこともできますし、滑り止め効果もあるのでペットやお子さんの怪我を防ぐ効果も期待できます。
選ぶ塗料により光沢や硬さにも違いがあり、耐久性も変わってきます。
フロアコーティングをするときは、それぞれの違いを良く理解し最適なものを選びましょう。
フロアコーティングは新築の家のときに施工することでより効果を期待できる
フロアコーティングを新築のタイミングで施工を行うと、傷からの保護や汚れの落ちやすさといった効果がより期待できるのではないでしょうか。
傷がついてしまった後でも、補修してからフロアコーティングをすれば綺麗になりますが、やはり新築のタイミングと比べるとそちらに譲ります。
またへこみ傷などは補修を行っても目立ちますし、綺麗に直しても新品同様とはいかないです。
車もそうですが、フロアコーティングは新しいときに施工してこそ、綺麗な状態が保てることになります。
フロアコーティングで大切なのは最初に施工するタイミングと、定期的に塗り直して状態を維持することです。
確かに手間とコストは掛かりますが、いつまでも足元が綺麗なままというのは魅力的で気持ちが良いものです。
もし施工のタイミングが後ろにズレたり、定期的な塗り替えをしない場合は、傷がついたり汚く見えるようになる恐れがあります。
床材を張り替えなければ元に戻りませんから、張り替えの手間とコストを避ける意味でも、コーティングは早めに済ませるのが正解ではないでしょうか。
ほとんどのフローリングでフロアコーティングは可能?できないフローリングはある?
フロアコーティングは、長期間にわたってフローリングを綺麗な状態に保てるというメリットがあります。
滑り止め効果も期待できるため、小さなお子さんや高齢者の転倒防止やペットの足腰にかかる負担軽減にも有効ですが、フロアコーティングが施工できないケースもあるので注意が必要です。
例えば、無垢材を使った床の場合、樹種によっては業者から施工が難しいと言われる可能性があります。
また、新築物件であれば心配ありませんが、傷みが激しいフローリングも断られることがあります。
フロアコーティングは一度施工してしまうと簡単には剥がせないため、傷があると後から補修することが難しくなります。
ただし、コーティング前に補修によって目立たなくなる程度の傷であれば問題ありません。
その他にも、ワックスが何重にも塗布されているケースなども施工を断られることがあります。
フロアコーティングは基本的にどのような床にも施工できますが、上記のように施工できないケースもあるので注意が必要です。
柔らかい材料でできているフローリングはフロアコーティングができないこともある
じゅうたんやカーペットのような生地にコーティングを施すのが難しいように、フローリングでも柔らかい材料でできているフローリングはフロアコーティングができないこともあるので要注意です。
フロアコーティングの効果を最大限にするためには二つの条件があるので、これを満たしていない場合はフロアコーティングではなく他の選択肢を探した方がいいです。
最も重要な条件はフロアコーティングとの相性です。
やわらかい材料は薬剤を吸収してしまう可能性があるので、期待しているような効果が得られないだけではなく、施工してもまったく効果が得られないこともあります。
もう1つの大事な条件は施工する部分が平らであることです。
でこぼこしている場所だと薬剤を綺麗に散布することができないので、なるべく平らにする努力が必要になります。
状況に応じて適した施工方法を選ぶことはできますが、この二つの条件を満たしていない場合は施工自体が難しくなります。